ぶらり関東編(1177)は、ニュー新橋ビル。東京都港区新橋2丁目のJR新橋駅西口前にある、大規模雑居ビルです。
同ビル完成は1971年(昭和46年)。1945年(昭和20年)の空襲で焼け野原になった新橋駅西口周辺は、戦後に不法占拠のヤミ市が形成され、テキ屋と台湾華僑が利権抗争を繰り広げた戦後混乱期を象徴する場所。同ビルは、そのヤミ市整備として多数の地権者を優先入居させた経緯があり、ビル内には数坪程度の小規模店舗が並びます。B1〜4階は歓楽街で、食堂、居酒屋、スナック、金券ショップ、喫煙可能喫茶店、ディープなマッサージ店などが軒を連ね、サラリーマンの聖地「新橋」を象徴する場所です。なお5〜9階は事務所、10〜11階は住宅です。
私は訪問日、同ビル1階にある老舗洋食店「むさしや」を訪問。平日昼前に30分程並び、看板料理のオムライス(1,200円税込)を注文。懐かしさ満載の見た目と味を堪能しました。
そんな同ビルは老朽化が進み、周辺地区を含めた再開発計画が検討中。地権者が多い区分所有ビルなので、建替交渉は容易でないとは思いますが、いずれは新しいビルに生まれ変わる運命。戦後の象徴的ビルがまたひとつ、姿を消していきます。(訪問日2/24)
