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ファイナンス

相続税対策の不動産投資にご注意

今日は都心部の不動産投資ネタ。

都心部の地価は、バブル景気当時を思わせるほどに高騰し(*1)、新築マンションなどは、一般的な会社員が買うレベルではなくなっています。

逆に、都心部に土地を持つ方のなかには、相続税対策として、賃貸住宅建設等の不動産投資を始める方もいらっしゃるようです。

ファイナンシャルプランナーとして、また、サラリーマン大家経験者として、今の土地高騰&不動産投資ブームにひとこと申し上げます。『慎重にご検討くださいね』。都心部に関しては、ここ数年の地価上昇局面なら、不動産投資初心者でも何とかなりましたが、これから地価の頭打ち・値下がり局面になると、不動産投資にはそれなりの力量が求められますので。

特に賃貸物件は場所が命。新築扱いなのは1年間だけで、その後は周辺物件と同様の空室率になっていくのが一般的です。不動産投資は金額が大きく、償却期間が長いので、収支がマイナスに転じた場合、累積赤字額は莫大になり、土地そのものを失うリスクもあります。

そうした不動産投資をご検討中の方に、オススメの雑誌記事を見つけました。週刊ダイヤモンド6/24号の特集1:『相続・副業の欲望につけこむ 不動産投資の甘い罠(*2)』。不動産業者の立場で現在、何が起きているかを分かりやすく解説した力作取材だと思います。ぜひご一読を。

 

*1 http://mansion-market.com/sapuri/olympic_used_apartment_price/

*2 http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/20496

 

作成者: Takahiro

きくちたかひろ
消費生活アドバイザー&ファイナンシャルプランナー&宅地建物取引士。「賢い消費者」を応援する各種お役立ち情報を、趣味の街歩きや資格情報も織り交ぜて発信しています。なお相談対応は、紹介のある方に限らせていただいています。