ぶらり関東編(1181)は、旅館かわな。千葉県君津市人見にある、料理旅館です。
同宿は約100年前、釣り宿として創業。その後東京湾が沖合まで埋立てられ、君津市の湾岸地区は日本製鉄の企業城下町に変貌。結果的に同宿は、「観光地でもないこんな街の中になぜ旅館が?」という場所に建っています。
そんな同宿が今も生き残っている訳は、驚くほど美味しい食事。例えば夕食の名物「金目鯛付き江戸前簀立(すだ)て盛り会席」は、富津漁港はじめ内房各地の港から直送された新鮮な魚を用いた海鮮料理、東京湾で行われていた簀立て(すだて)漁を模して盛り付けた刺身、銚子の漁師が一本釣りした金目鯛(銚子つりきんめ)を秘伝のたれで炊いた金目鯛姿煮、地元産米と鱈ほぐし身の炊き込みご飯などなど。どれも大変な美味でお酒がすすむすすむ。
そして朝食も別世界の美味しさ。ご飯のお供がたくさんあって、専用土鍋で炊かれたご飯1合が足りないほとでした。
なお建物はかなり古いものでしたが、館内・部屋とも清掃が行き届いていました。お風呂は温泉ではありませんが、人工的に弱アルカリ性にした心地よいものでした。
これで1泊2食で17,000円/人(税込、お酒別、23㎡和室、4人宿泊)は良心的価格だと思います。海鮮料理好きな方におすすめの宿です。(宿泊日3/4)

