勝手に買物アドバイス(12):洗濯機・洗濯乾燥機

住宅・家具家電
洗濯機・洗濯乾燥機(ドラム型、縦型)

今日のネタは「勝手に買物アドバイス」シリーズ。第12回は、洗濯機・洗濯乾燥機。

 洗濯機は衣類などを洗濯する家電製品。戦後に国内生産が始まり、「三種の神器」のひとつとして急速に普及。現在も洗濯機と洗剤の両面で進化が続いています。洗濯機は、洗濯槽のみ→二槽式(洗濯槽と脱水槽)→全自動(一つの槽で洗濯・脱水)→洗濯乾燥機(一つの槽で洗濯・脱水・乾燥)と進化。洗剤側も、固形→粉末→液体→パック化とこれまた進化し続けています。
 洗濯機の種類は、二槽式と全自動に大別され、国内販売の9割以上が全自動。さらに全自動は、ドラム式と縦型に大別され、約8割が縦型です。
 ドラム式の特徴は、洗濯物を出し入れするドアが前方にあること。長所は構造上、水の使用量が少ないこと。短所は販売価格が(縦型に比べて)高額なことです。なお、ドラム式洗濯乾燥機の乾燥方式にはヒートポンプ方式とヒーター排気方式があり、ヒートポンプ方式の方が乾燥運転時の消費電力が少ないですが、販売価格は高めです。
 対する縦型の特徴は、洗濯物を出し入れするドアが上方にあること、長所は(ドラム式に比べて)比較的安価であること。弱点は構造上、衣類が傷みやすく、乾燥時は洗濯槽下部の洗濯物が乾きにくいことです。
 洗濯機・洗濯乾燥機に関する注意点は大きく二つ。一つは洗濯に適さない衣類があること。具体的には柔道着、レインウェア、レジャーシート、スキーウェア、寝袋、ベッドパッドなどで、これらは水を含んで重くなったり、水を通さず内部に溜めこんでしまい、その状態で脱水モードに入ると、洗濯物の片寄った遠心力で洗濯機が壊れる恐れがあります。
 もうひとつの注意点は、搬入・据付が可能かを確認すること。屋内外搬入経路と設置場所の寸法、水道蛇口の位置や排水口の位置を必ず確認しましょう。仮に、納品時に搬入・設置できないことが判明すると、後日クレーンを使って窓から搬入したり(別途費用が発生)、返品・返金問題でトラブルになりかねません。くれぐれもご注意ください。

※2025/8/17 22:08 推敲しました。
 

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