今日のネタは「勝手に買物アドバイス」シリーズ。第23回は、暖房器具。
暖房器具は、電気を熱エネルギーに変えて、冬場の暖をとる家電製品。さまざまな製品が販売されていますが、要注意なのは消費電力と低温やけど。暖房器具は総じて消費電力が大きいので、多数の暖房器具を同時使用してブレーカーが落ちないよう注意しましょう。
主な暖房器具として次のものがあります。
1. 電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター):発熱源にセラミックヒーターを用い、ファンで温めた空気を吹き出す製品。長所は、安全性が高いこと。自己温度制御特性により200℃以上になりません。短所は、暖房能力が低いこと。大きな部屋を温めるには不向きで、トイレや脱衣室など狭い部屋を温めるのに向いています。人感センサーで自動ON/OFFしたり、タイマーで所定時間後に停止する製品もあります。
2. 電気カーペット:不織布カーペットにコード状のヒーターを挟み込み、カーペット全体を温める製品。発熱用カーペットと取替可能カーペットをセットにした製品も販売されています。長所は、床面からじんわり暖かくて快適なこと。短所は、低温やけどの心配があること。44℃では3〜4時間でやけど状態になると言われています。適切な使い方を心がけましょう。
3. 電気毛布:柔らかい毛布にコード状ヒーターを挟み込んだ製品。長所は、寒さ厳しい部屋でも快適に就寝できること。短所は、低温やけどと電源コードが絡まる危険性。取説に従って適切に使いましょう。特に寝相が悪い人は気をつけましょう。
4. 電気こたつ:日本古来のやぐらこたつの天井部に発熱源をつけた製品。昭和時代には、発熱源に石英管やハロゲンヒーターを用いて、やけどや火災の危険性が高い製品がありましたが、現代では発熱源にセラミックファンヒーターを用いて、安全性が高まっています。
これから寒くなり暖房器具の出番です。賢く選択して快適に過ごしましょう。