今日のネタは「勝手に買物アドバイス」シリーズ。第19回は、住宅用火災警報器。
住宅用火災警報器は、煙または熱を検知して火災の発生を警報音や音声で知らせる機器。法整備が進み現在は、新築・既存住宅のすべてに設置が義務付けられています。
火災を検知する方式は、「煙式、熱式」に大別されます。「煙式」は、火災で発生する煙を検知する方式。寝室などの設置に向いていて、火災発生を比較的早期に検知できます。「熱式」は、感熱センサーが一定温度(約65℃)以上を検知すると警報を発する方式。台所への設置に向いていて、台所の湯気や熱で誤動作しないのが特徴です。なお、複数の警報器を無線通信で連携させ、一つが検知すると、他の部屋の警報器と連動して一斉に火災警報を発する「ワイヤレス連携型」も販売されていて、より早期の対応(避難等)が可能です。
電源は、内部電池方式と家庭用電源方式があります。内部電池方式の電池寿命約10年で、電池が尽きたら買い換える仕組みです。家庭用電源方式は、設置に電気工事が必要になります。どちらの方式であってもいざというときに作動するよう、ときどき確認しましょう。
設置場所は、寝室に設置します。寝室が2階以上にある場合は、その階の階段上部にも設置します。これらは火災発生時に逃げ道を確保するための規定であり、自治体の条例によっては、台所にも設置を義務付けていたりするので、事前に確認しましょう。
取付位置は、製品によって、天井型と壁型があります。暖房器具等の熱で誤動作しないよう、取扱説明書の内容に従って取り付けましょう。