勝手に買物アドバイス(22):電池

住宅・家具家電
乾電池

今日のネタは「勝手に買物アドバイス」シリーズ。第22回は、電池。

 電池は電気エネルギーを貯めておき、商用電源(AC100V)のない場所でも電気製品を使えるようにするもの。使い切りの一次電池と、充電して再使用できる二次電池があります。ここでは、コンビニや家電量販店などで購入できる電池について解説します。
 電池の種類は多く、一次電池はアルカリ電池、マンガン電池、リチウム電池、空気電池。二次電池は、アルカリ電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池などがあります。
 電池の形状も多数あり、汎用品としては円筒型(単1〜単5)、箱形(通称006P)、ボタン形、コイン形、ガム形などがあります。この他に家電製品の専用電池が多数あります。
 電池の取扱上の注意点は主に3点。
1. 廃棄方法:電池の廃棄方法はお住まいの自治体によって異なりますが、特に二次電池(ニカド、ニッケル水素、リチウムイオン、鉛蓄電池など)は希少金属が使われているので、法律により回収・再資源化の義務があります。電極をセロテープなどで絶縁し、家電量販店などに置いてあるリサイクルボックスに入れましょう。なおリチウムイオン電池を誤って不燃ゴミとして捨てると、ゴミ収集車の中でショートして燃えたり、ゴミ処理施設でショートして燃えて施設が長期間使用不能になるなどの事故が相次いでいます。ご注意ください。
2. 指定電池を使う:電池は製品本体が指定するものを使用します。指定以外の電池を使うと、本来性能を発揮できなかったり、発熱・発火事故など大きなトラブルになりかねません。例えば、アルカリ単三電池(1.5V)とニッケル水素単三電池(1.2V))は電圧が異なります。「互換品」と称する安価な非純正バッテリーは破裂や発火事故が多数報告されていて、当然に本体メーカーの補償は受けられません。ご注意ください。
3. 逆向きに入れない:2個以上の電池を直列で入れる場合、誤って1つだけ逆向きに入れると機器が正常動作しないだけでなく、電池に逆電圧がかかって液漏れや発熱・破裂などの事故になる恐れがあります。ご注意ください。なお家電製品によっては、電池が逆向きに入らないよう安全構造になっているものもあります。

※2025/9/26 12:46 推敲しました。

タイトルとURLをコピーしました