刑法が改正され拘禁刑が創設

宅建
宅建試験基本テキスト

今日のネタは、刑法が改正され拘禁刑が創設された話。来年度から宅建試験に出題される可能性高いです。

 刑法が改正され(令和4年6月13日成立、令和7年6月1日施行)、懲役刑と禁錮刑が廃止され、拘禁刑が創設されました。懲役刑と禁錮刑の違いは、前者は刑務作業が義務で、後者は任意であること。従来は裁判所がどちらにするかを決めていましたが、改正後は刑事施設入所後に受刑者の特性に応じて改善更生・再犯防止に必要な作業を行わせ又は必要な指導を行うことが可能になりました。
 さて本題の宅建試験対策です。この刑法改正に伴い、宅地建物取引業法も改正・施行されました。(法第8章 罰則:第79条〜86条。)宅建試験は当該年度の4月1日現在施行されている規定に基づいて出題されるので、今年度は出題されず、来年度(令和8年度)から出題対象になります。過去問の出題傾向を見ると、改正・施行された規定は数年以内に出題されているので、今回もその傾向で出題され、改正前の「懲役」や「禁錮」という単語を用いたひっかけ問題として出題される可能性が高いと思います(私見)。
 受験予定の皆さんは今年度に合格できるよう頑張って勉強しましょう。受験申込開始は7月上旬開始、試験日は10月第3日曜日です。

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