勝手に買物アドバイス(13):掃除機

掃除機(キャニスター型) 住宅・家具家電
掃除機(キャニスター型)

今日のネタは「勝手に買物アドバイス」シリーズ。第13回は、掃除機。

 掃除機は、床などのゴミや埃を吸引する家電製品。用途に応じて様々な製品が販売されています。
 家庭用掃除機は外観は、①スティック型(縦型)、②ハンディ型、③ロボット型、④キャニスター型の4つに大別されます。昭和時代はほとんどキャニスター型でしたが、軽量化やコードレス化が進んだ現在、スティック型が出荷台数の約半分を占めます。
 掃除機は様々な技術を組み合わせていて、それぞれに長所・短所があります。
1. 集塵方式:集塵方式は掃除機の中核技術で、吸い込んだゴミ・埃と空気を分離し、ゴミ・埃は集塵室に集め、空気だけを排気するもの。その方式は、紙パック式とサイクロン式に大別されます。紙パック式は、使い捨ての紙パックが集塵とフィルター(空気だけを通過させる)を兼ね、集塵したゴミ・埃は紙パックごと捨てるのが清潔さが特長です。サイクロン式は、本体内に空気の渦(台風=サイクロン)を発生させ、ゴミ・埃を遠心力で分離・集塵し、空気だけを排気口に逃す方式。紙パック(消耗品)が要らないのが特長です。なお、サイクロン方式を普及させた某メーカーの当初CM「吸引力が落ちない唯一の掃除機」は優良誤認広告に該当する可能性があり、実際に一部の消費者が「永久に目詰まりしない」と誤解し消費者問題になりました。サイクロン方式でも本体内にフィルターがあり、これの清掃を怠ると吸引力が低下します。また集塵室が透明な製品は、吸い込んだゴミや虫などが外部から見えるので、特に虫が嫌いな消費者はご注意ください。
2. 集塵容積:集塵室が小さいとすぐに満杯になってしまい、吸引が継続困難になります。特に小型機種は要確認です。
3. 吸引ヘッド:床ブラシの有無で大別され、ブラシ方式にはパワーブラシとターボブラシがあります。パワーブラシは、吸引ヘッドに内蔵した電気モーターでブラシを回転させるもので、絨毯などに隠れたゴミをかき出す力が強いの特長です。ターボブラシは、ヘッドに内蔵したターボファン(風車)が吸引する際の風で回転し、これでブラシを回転させるもの。電気部品がないのでヘッドの水洗いなどが容易です。
4. 製品質量:軽量なほど使いやすいですが、集塵容積や電池容量を削ってまで軽量化を図った製品は、かえって使いにくくなります。掃除する部屋・場所の面積・汚れ具合を考慮して検討しましょう。
5. 電源:電源コードの有無に大別されます。電源コードのないコードレス掃除機は、ほとんどが充電式のリチウムイオンバッテリーを用いています。バッテリーは消耗品であり、数年後には充電性能が落ちて買換えが必要になります。バッテリーは意外に高額なので、本体購入前にバッテリー価格を確認しておきましょう。小型軽量を訴求したコードレス掃除機は、電池容量が小さくて連続使用時間が短い傾向があるので要確認です。
 なおリチウムイオンバッテリーは、(掃除機に限らず)製造不良に起因する発火事故が相次いでいます。万一の事故発生を考慮し、誠実にリコール対応(告知、回収)してくれそうなメーカー製を選ぶことをおすすめします。


 

タイトルとURLをコピーしました